滋賀県「鍋尻山」の山頂で唐揚げ弁当を食べる！

気分転換に登山でもいってくるか！

と、一年くらい前に購入して眠っていた本「滋賀県の山」を眺めながら非常に軽い気持ちで決定！山なんてまともに登ったことの無い超初心者なので、場所と歩行距離を考慮して、滋賀県多賀町にある鍋尻山に行くことにしました。

鍋尻山情報

歩行時間：1時間40分(往復) 歩行距離：1.8キロ　標高838m

ここに決めた理由として上記の情報も一つなのですが、何より、参考にした本「滋賀県の山」での鍋尻山記事内の写真で、50代くらいのおばさんが、山頂でピースしている写真をみて、「これなら20代後半の俺にも余裕だな」と、、、が、後々後悔することに、、、

服装は、ジーパンにポロシャツ、靴は普通のショギングシューズと思いつきなのでかなり軽装、、、リュックには、飲み物3本(500ｍl)とお弁当、汗拭きようタオル2枚入れました。

さていよいよ出発！

出発地点の「滋賀県犬上郡多賀町保月」という廃村へ山道を通って向かいます。車一台分ぐらいの細い道を30分くらい進みます。対向車がくるとやばいです。

季節的なものなのか、道にはコケが、、あと雨のせいか所々道が荒れているところもありました。車の窓から横をみると崖になってたりと、山道に慣れてないので、実は、この時点でかなりビビッてます。

本当に村なんてあるのか？なんて思ってると出てきました。昭和51年廃村になった「保月」ですが、夏には戻ってこられる方もいるようで、廃村から大分たっているのにも関わらず荒れ果てている感じは、しませんでした。ちなみに、この日は誰にも出会いませんでした。

後から調べると、昔はこの村に300名近くの方が住んでいたようで、それを思うと非常に不思議な気持ちになります。

立派な神社もまだまだ健在です。せっかくなので、「無事上れるように」と手を合わせてから出発しました。

車は、神社手前の脇ヶ畑小学校跡地に駐車します。本日は、自分だけのようです。

登山道の入り口です。ちょっと迷いましたが、元々滋賀側から車で来た道を数メートル戻るとありました。

日本鹿が出現するようで狩等も行われている様子

進み始めて、20分ほど、普段の不摂生もあり、かなり息切れが、、、ゼーゼー言ってます。序盤は、わかりやすい看板が立ってます。

見やすい看板がなくなりましたが、目印として木に「紫のテープ」がくくってあります。これを頼りに進みます。というか、これのお陰で進めました、、、なかったら、たぶん迷ってます。

上り始めて30分、真夏の為、シダ植物が茂っています。所々、草を掻き分けて進む感じです。しかも、立ち止まるとすぐにアブが寄ってくるので、ある程度開けた場所にでるまで、休憩できません、、、、

今思うと、ここが中盤でしたね。上り始めて4,50分でしょうか。石灰岩が目に付くようになってきました。

紹介本にのってたのですが、鍋尻山は「フクジュソウ(福寿草)」が有名のようですね。ただ、2月～3月くらいが開花次期なので見れません。本来なら、こういった石灰岩の岩場に咲いているようです。残念

草を掻き分けて進み、休憩。冷凍ボトルのおーいお茶で喉を潤します。冷えた飲み物のありがたみを感じまくります。

終盤、かなり急坂になってきました。目印が、テープからロープに変わりました。出発から1時間過ぎ、空も見えてきて、いよいよ山頂か？やる気が出てきました。

無事！山頂の三角点に到着しました。出発から1時間30分くらいかかりました。通常なら1時間程度で上れるとの事だったのですが、途中結構休憩しました。

山頂の見晴らしの良い場所に移動します。目の前には、鈴鹿山脈が広がります。真後ろが、琵琶湖方面になます。

誰もいないので、景色も独り占め

さてさて、疲れも吹き飛んだ所で、お楽しみの「山めし」です。といってもコンビニ（ローソン）で買ったからあげ弁当とごぼうサラダ、ゆで卵です。石灰岩の岩場に腰掛けて、景色を眺めながらガッつきます！普段の10倍はおいしいです。 次は、バーナーでももってきてなんか作れたらいいなぁ～なんて。

天気が良かったのが何よりですね！山にお礼を言って下山します。下山は、かなり早く20分くらいでした。ただ膝が笑ってました。

というわけで、思いつきの初登山が終わったわけですが、、、、、どんな山でも単独は、危険です。入山から途中誰にも出会わなかったので、もし何かあっても１週間は、気づいてもらえないでしょう、、、もちろん携帯は繋がりません。色々と身を持って勉強した一日でした。